弥生時代と古墳時代の違いを表でわかりやすく
弥生時代と古墳時代の違いや特徴を表にしてまとめました。古墳時代は弥生時代の次の時代ですので、相互の関係はとても深いです。まずはこの2つの時代の特徴、違いを理解しておきましょう。
弥生時代 | 古墳時代 | |
---|---|---|
年代 | 紀元前10世紀頃〜後3世紀頃 | 後3世紀頃〜7世紀頃 |
墓 |
棺の出現 |
古墳(特に前方後円墳)の出現 |
農業 | 水田稲作の普及 | 大型水田(弥生時代の数倍)の出現 |
土器 |
弥生土器 |
須恵器、土師器 |
家畜 | イノシシの家畜化 | 牛・馬の伝来 |
クニ |
クニの分立 |
クニの統合 |
宗教 | 穀霊信仰の普及 | 仏教・儒教の伝来 |
古墳時代には、牛・馬といった使役動物、仏教・儒教といった宗教など、弥生時代にはなかった文化が色々伝わってきました。ただ古墳時代になっても、まだ文字は伝わりませんでした。
文字がない時代の日本の記録は、中国の歴史書が頼りなのですが、古墳時代前期の266年から413年にかけては、中国の歴史書にも、倭国の記述がなく、詳細が把握できません。そのためこの期間は「空白の4世紀」と呼ばれています。
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