弥生時代の狩りの道具

弥生時代の狩りの道具

弥生時代の狩りの道具

弥生社会というのは農耕社会であり、主食は米を始めとした穀物です。ただ米ばかり食べていたわけではなく、イノシシやシカといった動物を狩って肉も食べていました。

 

狩りに使用した道具

弥生時代は史上初めて集団と集団の抗争=戦争が起こった時代でもあります。人々は稲の生育に適した土地や水を巡り、激しく争いました。その戦争の激化とともに途上したのが武器です。
弓矢鉄剣など、明らかに殺傷目的に作られた武器が出土しており、これらは狩猟道具にも併用されたと考えられています。

 

武器の素材

道具の素材には、弥生前期では石器・骨角器・木器が、金属器が普及した弥生後期からは鉄器が使われていました。

 

北海道や沖縄では…

ちなみに北海道や沖縄には弥生文化が浸透しなかったので、狩猟・採集中心の生活が続いていました。弥生時代における北海道の文化は続縄文文化、沖縄の文化は貝塚後期文化と呼ばれています。

 

北海道の続縄文文化では、骨角器でできた銛や槍でイルカやオットセイなど大型の海獣を仕留めていたようです。また大型魚類を釣る疑似餌として使われたであろう魚型石器も出土しています。

 

 

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