弥生時代の「次の時代」には何が起きたのか

弥生時代の「次の時代」には何が起きたのか

弥生時代の「次の時代」には何が起きたのか

弥生時代(前10世紀〜後3世紀)の次の時代区分は、古墳時代と呼ばれる時代です。古墳時代は3世紀中頃に始まり7世紀頃まで続きました。名前は古墳と呼ばれる巨大な墓が盛んに作られていたことに由来しています。

 

古墳時代が始まるまで

農耕社会が成立し、稲の収穫の為に人々が集団で暮らすようになったことで、小国(クニ)と呼ばれる集落群が生まれました。クニ同士の戦争によりクニの統合が進み、クニはどんどん大きくなっていきました。

 

一国の指導者はそれまでと比較にならない絶大な権威となり、その権威の大きさに比例して大きな墓が作られたのです。そうして巨大化していった墓が古墳となりました。

 

ちなみに現存する最大の古墳は、大阪府堺市堺区大仙町にある大仙陵古墳(だいせんりょうこふん)で、墳丘長525m、高さ39.8mもあります。

 

古墳時代に起こった主な出来事
  • ヤマト王権の成立
  • 牛・馬の伝来
  • 儒教・仏教の伝来
  • 水田の大規模化
  • 埴輪の出現
  • 須恵器、土師器の出現

 

空白の4世紀

古墳時代の前半期にあたる、266年から413年の期間に関しては、中国の歴史書に倭国(日本)に関する記述がなく、実態がつかめないことから、「空白の4世紀」と呼ばれています。

 

そのため、3世紀半ば卑弥呼の死後、台与が後を継ぎ、邪馬台国を治めるようになったのち、日本史上初の統一王朝ヤマト王権が成立するまでの過程は謎に包まれています。

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